6月のスマートフォン#004

カメラアプリの使い勝手など。

Xperia 1 IIの目玉として「Photography Pro」がアプリとして実装されました。説明はリンク先をご覧いただくとして、ソニーのα系、RX系とデザインの似たUIを実装したカメラアプリです。どこがProかといえば、マニュアルでパラメータがいろいろ触れるところでしょうか。8 Proもカメラのモード切替で「プロ」が選べ、ソニーとフォトプロとほぼ同等のことができます。大きな違いがあるとすれば、1 IIはすべてのレンズ(16/24/70mm)が選べるのに対し、8 Proはメインの広角レンズでしかプロモードが使えません。

8 Proの場合、各画角ごとにイメージャーのスペックが違うので、こういう対応になっているのかもしれませんが、せっかく3眼あるのにもったいないのは事実。プロモード比較だと断然1 IIの方が高機能だし、「レンズを交換する」ことに慣れたデジタル一眼ユーザであれば、違和感のないUIだと思います。

一方、多くのユーザーはスマートフォンの画面をピンチイン、ピンチアウトして画角を切り替えるようで、8 Proは通常の写真モードだとこの画角切り替えに応じて最適なレンズとデジタルズームを自動で組み合わせてくれるようで、スーパーワイドから超望遠まで違和感なくズーミングが行えます。1 IIは、16mmで3倍、足りなければ24mmに「手動で切り替えて」3倍、さらに足りなければ70mmに「手動で切り替えて」3倍のデジタルズームとなります。レンズ交換カメラとしては普通のことですが、スマートフォンのカメラとしては不満が多いらしく、この操作性はひどいというYouTuberさんも結構多いですね。

ビデオ撮影時こそ光学およびデジタルズームを駆使して、シームレスにズームしたい、というのが彼らの言い分のようです。で、実際GALAXY 20シリーズはそんな使い勝手らしく、しきりにXperia 1 IIのカメラはNGとおっしゃる向きも多かったような。個人的にはスチル中心でデジタルズームは使わないので問題はないと思ってますが。

むしろ苦手な24mmに、更に広角な16mmという組み合わせの方が気になります。20mm/40mm/80mmぐらいがいいな。ついでに、80mmはマクロでお願い、という感じですわ。

話は変わりますが、8 Proはダイナミックレンジが狭いのでは? HDRがあまりよくない? とのコメントをいただきましたので、サンプルを掲載しておきます。

Xperia 1 II

OnePus 8 Pro

LUMIX S1

サムネイルを見た時点で、8 Proが明るく補正かつ白飛びしやすいのがよくわかります。あと、歪曲も結構気になりますね。1 IIはそこそこ粘っているように思いますし、露出などの癖をつかめば、勝手知ったるデジタルカメラ的に使えそうな感じですね。

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