ZenBook DuoはPowerBook Duoの夢を見るのか #001

 タイトルは完全にあおりです。ごめんなさい。

それはともかく、当時PowerBook Duoに私が見た夢は、こちらの記事にもあるとおり「サブノートとデスクトップ」の二面性だったかと思います。1992年当時、個人が取り扱う様々な情報は、パソコンの中にのみ存在していました。OSとアプリケーションを入れたクライアント環境を用意するのは、お金にものを言わせればさしたる問題ではありませんでしたが、情報をマルチデバイスで齟齬なく、ストレスなく使い分けることは、とても骨の折れることでした。

Apple Talkなんて個人が管理できるネットワーク環境も、あるにはありましたが、それぞれのクライアントを「わざわざ繋ぐ」必要があり、それはらば1クライアントにすべての情報を詰め込んで、外でも中でも使えるのがイインジャネ? というコンセプトで作られたのがMacBook Duoだったと思います。

2020年現在、外ではスマートフォンやタブレットや、モバイルノートパソコンが、中でも大半のことは同じ端末で処理できて、なおかつ情報がクラウドにあるのが当然となると、1クライアントではなく、1クラウドが情報活用のキモであることは、今更言うことでもありますまい。

いや、だから、DuoはDuoでもZenBook Duoは画面が2枚あるノートパソコンなんですよ。だからMacBook Duoの夢なんて見ないわけですよ。




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